芸術は未だにわからない。けれど。
日に日に気温が下がっていくことを肌で感じ、もうすぐ今年も終わってしまうんだと、寂しさとわくわくを同時に感じる時期になってきました。
今回のブログでは芸術祭運営メンバーであるいいだけい(いが多くてすいません)の「こうふのまちの芸術祭」への思いを述べていきたい。社会人になってからずっと関わって来た芸術祭について文で残しておきたいなと思ったのが理由。一運営の一人の主観になってしまうかもなのですが悪しからず。
僕にとってこうふのまちの芸術祭は「まだ見ぬモノ・ヒト・コトを繋いでくれる存在」だと思っている。僕自身社会人になるまであまり芸術に触れてきたとは言いがたいし、特に芸術の勉強をしてきた訳でもない。なので、芸術のことを聞かれてもあまり良く分からない。ただ、街のことに興味が湧いて、社会人になって何か行動をしたいと思い芸術祭に関わるようになって、僕の世界は明らかに広がった。
僕が今まで知らなかった街のこと、これまで触れたことのない考え方や発想を持った方々。全てが新鮮だったし、刺激的だった。たった一つ芸術祭に関わったという事象から、何本も何本も分かれていく樹形図のように、次々に僕を様々なものたちへと橋渡ししてくれた。
何度も言うが、僕は芸術のことはよくわからない。でも、芸術祭でアーティストたちが甲府のまちのことを考え、各々の作品を制作した「思い」を知るのは、共感できる部分もあるし、新しい価値観に触れられることも出来るので本当に魅力的だと思っている。その上で作品を見ることで人それぞれだが感じるものはあるはずだと思う。これは芸術初心者の僕が言うのだから間違いない。
人それぞれの解釈が出来る芸術と人それぞれが解釈している街はやはり相性が良いと思うし、可能性を感じてしまう。
何がヒトの人生を変えてしまうかなんて分からない。街かもしれないし、人かもしれないし、一つの作品かもしれない。でも出会うことがそこには必要で、芸術祭はその可能性を持っている。と信じている。
余談であるが、芸術祭に関わったおかげでNHKEテレで全国にモヤモヤ系男子としてデビューも出来た。笑