雑感記

青山学院大学総合文化政策学部卒 山梨中央銀行銀行勤務。こうふのまちの芸術祭実行委員 仕事のこと、生活のこと、日常のことの雑感を綴っていきたいと思います。

芸術は未だにわからない。けれど。

日に日に気温が下がっていくことを肌で感じ、もうすぐ今年も終わってしまうんだと、寂しさとわくわくを同時に感じる時期になってきました。


今回のブログでは芸術祭運営メンバーであるいいだけい(いが多くてすいません)の「こうふのまちの芸術祭」への思いを述べていきたい。社会人になってからずっと関わって来た芸術祭について文で残しておきたいなと思ったのが理由。一運営の一人の主観になってしまうかもなのですが悪しからず。

http://kofuart.net/

f:id:eda-k_0423186:20161205220255j:image


 僕にとってこうふのまちの芸術祭は「まだ見ぬモノ・ヒト・コトを繋いでくれる存在」だと思っている。僕自身社会人になるまであまり芸術に触れてきたとは言いがたいし、特に芸術の勉強をしてきた訳でもない。なので、芸術のことを聞かれてもあまり良く分からない。ただ、街のことに興味が湧いて、社会人になって何か行動をしたいと思い芸術祭に関わるようになって、僕の世界は明らかに広がった。


 僕が今まで知らなかった街のこと、これまで触れたことのない考え方や発想を持った方々。全てが新鮮だったし、刺激的だった。たった一つ芸術祭に関わったという事象から、何本も何本も分かれていく樹形図のように、次々に僕を様々なものたちへと橋渡ししてくれた。


 何度も言うが、僕は芸術のことはよくわからない。でも、芸術祭でアーティストたちが甲府のまちのことを考え、各々の作品を制作した「思い」を知るのは、共感できる部分もあるし、新しい価値観に触れられることも出来るので本当に魅力的だと思っている。その上で作品を見ることで人それぞれだが感じるものはあるはずだと思う。これは芸術初心者の僕が言うのだから間違いない。


 人それぞれの解釈が出来る芸術と人それぞれが解釈している街はやはり相性が良いと思うし、可能性を感じてしまう。
 何がヒトの人生を変えてしまうかなんて分からない。街かもしれないし、人かもしれないし、一つの作品かもしれない。でも出会うことがそこには必要で、芸術祭はその可能性を持っている。と信じている。

 

余談であるが、芸術祭に関わったおかげでNHKEテレで全国にモヤモヤ系男子としてデビューも出来た。笑

http://www.nhk.or.jp/u29design/archives/021/

ハタフェスバンコクナイツ

少し前になるけれど、11月13日に富士吉田市で開催されたハタオリフェスティバル(http://hatafes.jp)に行き、その後甲府市で上映された空族のバンコクナイツ(http://www.bangkok-nites.asia)を見に行った。

 

一言で表すと「最高」。

まあ一言で表すのは不可能なんだけど。笑

 

ハタフェスについては、まず、市が主導となったイベントなんだけど市が口を出さずに、いけてる人に企画を投げてサポートに回ったっていうのが素晴らしい。通常だと市が大きく介入して一貫性がなく、センス的にどうなのってイベントが多い。(同日開催の某市のサミットとか、、、)

そんな中、BEEKの土屋さんに丸投げしたのはよくぞって感じでした。

ライブについても映像と音楽が折り重なり、富士吉田市の生活を綺麗に映し出していて、住んでる人にとっては本当に感慨深いんだなって思ったし、実際に皆の顔を見れば一目瞭然だった。

 

市外の人も十分楽しめるんだけど、それよりも市内の方にも自分の住んでるところに愛着をもっと持てる機会になったと思うし、きっと他人に自慢したくなったはずだ。

 

こんなイベントを企てた土屋さんはやっぱりすごい。

これだけいい企画だから次の年も予算にしっかり入れて欲しい。きっと市民のアイデンティティの構築に繋がるはずだ。

f:id:eda-k_0423186:20161122230505j:image

 

続いて夜のバンコクナイツ。

 

詳しい内容は見て欲しいんだけど、富田監督のライフワークでもある東南アジア裏経済3部作の「麻薬」「武器」「風俗」の最後の「風俗」に焦点を当てた作品。

 

タイのバンコクの娼婦にスポットを当てて風俗街の実情からタイの歴史、戦争にまで話は繋がっていく。

とても綺麗な田園風景の映像と戦争や麻薬、売春という深い闇の対比がまた考えさせられた。

 

ふと、リゾート地と呼ばれる場所にもその土地には悲しい歴史が必ずあって、争いは人間にとって切り離せないものなのかなと思った。

ただ、自然は本当に美しい。人間はちっぽけなものだと再認識させられる。それに憧れて人は美しいものを生み出そうとするのかも知れない。

 

今回の映画は結構抽象的で受け手に考えさせるようにしてるなって思った。

多くの人に見てもらいたいな。タイに駐在してる夫がいる女性以外。笑

2月に新宿で上映されるからまた見たい。また違った解釈が出来る気がして、それがまた楽しい。

 

ハタフェスにバンコクナイツ。

五感をフルに震えさせられた紅葉深まる11月半ばの日曜日でした。

こんな休日を味わえる山梨は本当に贅沢だ。

 

長野ジェラ

9月の終わりに上田市、10月の初めに諏訪市にいけてる感性の持ち主で、絵と文字をデザインしているpicnic!の2人と一緒に遊びに行って来ました。https://picnic-ikimasyo.storeinfo.jp/

 

正直言うと完全なるジェラシーを感じて、凄さをまじまじと見せつけられてしまった感でいっぱいです。

書きたいことがあり過ぎてまとまらないかもなのでこの記事は上田編。

 

上田市で開催されたロッピス上田というイベントに参加。http://loppisueda.jp/

上田市の中心街のNABOとハナラボというコワーキングスペースなどを中心に3箇所で新たな人や物が交流して欲しいとの願いを込めて、蚤の市を開催するイベント。

ここのすごいのは出展者のセンスが本当に良い。お金があったら全部買いたいくらい。あと、テントもこのイベントの為に製作してあり、かなりいけてる。

 

今回色々案内してくれたのが同じ青山学院大学出身で仕事百貨のゼミで出会ったハナラボに勤務している高木さん。

ハナラボの新しいビルも隅々まで案内してもらいました。

http://coworking.hanalab.co/

ここでもまた衝撃。

まず、ビルの1、2階フロア全部改装してかっこいい空間にしてること。家具が全部haltaとかえぐい。

次に女性の起業支援の形をうまくやっていて、ハナラボが仕事を取ってきてそれを子育てをしてるママさんたちにやってもらって自立を促していく。ビル内に託児所もあって仕事中は預けることによって安心して仕事が出来る。きっとすぐには自立という結果は見えないかもしれないが、確実に働きやすい環境で新しい働き方になっていると思う。

あと、2階のシェアオフィスでは7部屋あって全て埋まってるからすごい。上田市きってのいけてるカンパニーの地元カンパニーも入っているのだ。

 

あと、商店街を歩いていて商店街めっちゃ生きてるって感じた。甲府と比べ人口も多いし、ちょうど真田丸大河ドラマやってるからかもだけど、色んなお店に人がそれなりに入ってるって感じ。

あとは路地があんまり暗くないから怖さも少ない。

さらにさらに、甲府の商店街は全然ない古本屋がいっぱい。

あまり知らない土地に来たから芝が青く見えたのか、、、?

 

でも商店街も生きているのにはやっぱり核となる面白い会社や店があることしかも若いセンスのいい人がやっていることが大きいんじゃないかと思う。

地元カンパニーやハナラボ、NABO、halta、いけてる飲食店などがあることによって若者が集まるし、働きたいなって思える会社も多くある。だから東京から来ちゃう人もいるはず。案内してくれた高木さんもその1人。

 

山梨となにが違うのかなって考えた時に東京との近さが少なからず関係あるのかなって思った。山梨は東京との近さが逆に東京に出てしまう人が多かったり、東京に変に似せようとしてしまう傾向にあるのかなって。逆に長野は遠さから故に独自に面白いいけてる文化が出来たのかなと感じた。

 

なにが言いたいかというと悔しい!負けたくない!もっと楽しくしたい!ってこと。

諏訪編に続く。

f:id:eda-k_0423186:20161012200056j:image

今更ですが

ブログ始めました。

前々から色々インプットはしているけどそれを自分の中で噛み砕いてアウトプットするところが弱いなと思っていました。それが大きな理由。

 

きっかけはたまたま見たYouTubeで堀江氏が学生に向けて卒業の言葉を述べてたこと。

https://m.youtube.com/watch?v=8gbioo2okYM

 

簡単に要約するとインターネットの発達でどんどん社会が変わる中で安定な就職はない。失敗を恐れず、今を生きろ。

名言も出てましたね。「未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ。」

1番ハッとしたというか今やらないとと思ったのが、優秀な人の考えが簡単に知れる時代だからこそそれを自分の中で解釈して、発信することが大事と言ってたこと。

 

完全に痛いところつかれたー!

 

確かに情報をインプットするだけでは意味がなくて、それを自分の中で血や肉にして必要な時に自分の言葉として発信出来ることがとても大切で、色んな場面でその能力は必要だと思うんです。社会に出た実感覚として。

言い過ぎかもしれないけど、そうしないと組織を除いて個として見た時に何も残らない気がします。

組織でもその力は必要だとも思いますが。

 

ということで不定期に雑感を綴っていきたいと思います。